実践! 防災対策

以前私は消防所主催の防災講習会に出席致しました。 その時に防災士数名により教えてもらった内容をご紹介致します。

先ず震災(3.11)による経験や実際の手当の方法等の紹介がありました。災害発生地では救急車が通常20分のところ5時間から24時間かかるとのことでした。その為、自分の身は自分で守ることを強くよびかけしており、腕に怪我をした場合等は、清潔なタオルやハンカチを傷に添え、衛生用手袋が無い場合にはスーパーの袋でその上から強く押さえることで止血するとのことでした。(直接止血法)

基本は患部を心臓より高いところにキープすることのようです。その後に菌が少ない未開封のペットボトルの水(お茶やジュースでも可とのこと)で傷を洗います。開封済は駄目で、水道水があれば当然問題ありません。

傷は消毒すると傷口が付かないそうです。そのあとはラップ(人が触れていない部分)で直接傷を覆い巻きつけます。(6周位)これで皮膚の代わりとなるそうです。

又腕の場合にはスーパーの袋の両サイドに切り込みを入れることで、腕を首から吊るすことができ、場合によってその上から布テープで皮膚に触れないように体に巻き付け固定します。

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心臓マッサージは中身の入ったビール等の缶の底の上にテニスポールを置いて練習して下さいとのことでした。

トイレが使用できない場合には、犬用のトイレ用シート(雨天等で室内で行う為用のもの)が良いそうです。使用方法は、便器にビニール袋又は犬用トイレシートを敷き、便座で挟み、周りをテープで止めて固定します。この状態は各使用後もキープし、使用の度に犬用トイレシートをその上に敷き、用を済ませた後はくるんで燃えるゴミとして捨てる方法です。震災の時もスーパー等で売り切れにならずに手に入り、1家族分としても安価で済むと言っておりました。(当時浦安在住の防災士の実際の体験談で、8日間上下水道が使用できない状態を乗り越えたとのことでした。)

又、事務所や家庭の家具類の固定を呼びかけており、寝室等の家具には特に注意が必要で、事務所の場合にはコピー機が要注意のようです。理由は移動用のキャスターが付いている為、大地震では凶器と化するそうです。

その他、企業としての事業継続計画についての説明がありました。これは防災計画を企業の立場に立って計画を作ることで、災害後に優先すべき重要事業や業務の絞り込み等、どの業務をいつまでにどのレベル迄復旧させるか等を準備しておく内容です。大手企業では主に社長直轄で約6名程の人員が活動しており、具体的効果が見られるには、導入から5年程度はかかるそうです。

家庭においては、食糧の備蓄をできれば1人1週間分してほしいとのことでした。賞味期限が常温で6カ月以上あるものが望ましく、普段食べているものが良いそうです。(味やアレルゲン等の問題) 

 

それらのものを温められるよう、カセットコンロの常備も推奨しておりました。水の1人3リットル3日分は)最低限の量とのことです。 

防災は日ごろの準備と訓練がとても大事ですね。

 

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